オランド氏と朴槿恵氏の共通点…支持率4%、そして沈黙(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.30 11:29
一方、朴大統領も先月、青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書が保存された秘線実勢(陰の実力者)の崔順実(チェ・スンシル)被告のPCが公開され、支持率が急速に下落した。朴大統領の退陣を要求する100万人集会が毎週開かれているが、3回にわたる短い談話文を発表してからは沈黙で一貫している。崔順実ゲートを捜査していた検察は、20日、朴大統領を被疑者に指定して取り調べに入ったが、朴大統領が取り調べを拒否している状況だ。朴大統領は29日、3回目の談話文を通じて「退陣問題を国会の決定に委ねる」としたが、野党界は「朴大統領の立場が曖昧だ」として弾劾を引き続き推進すると明らかにした。しかし、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)セヌリ党院内代表が、事実上、下野宣言が出されたとして弾劾の見直しを求めており、弾劾政局は霧の中に入った。
また、大統領をめぐる疑惑により、与党内で内輪もめが起こっている様子も似ている。英ガーディアン紙は28日付けの記事で社会党が党内派閥争いで分裂の危機に直面したと報道した。マニュエル・ヴァルス首相は27日、ある週刊誌とのインタビューで「オランド大統領が再選に挑戦できないように阻止する」と、選挙に出馬することを示唆して社会党に混乱をもたらした。しかし、フランス政府のステファヌ・ル・フォル報道官は、ラジオ放送で「大統領と首相が選挙戦を繰り広げることはできない」と言い切ることで、ヴァルス首相は28日、立場を覆してオランド大統領への支持を表明した。