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韓国の輸入品価格、外国に比べとても高い…FTAの恩恵ない?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.21 09:51
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韓国で販売される輸入ワインと果物、ビール、コーヒーなどの価格が他の国と比較して世界1~2位を記録するほど高いことがわかった。

食品はますます国境を超え多様化する中で、庶民が自由貿易協定(FTA)で低くなった関税の恩恵をまともに受けられなくなっているという指摘が出ている。

 
消費者市民の会は20日、米国、中国、日本、ドイツなど13カ国の主要都市で販売される主要輸入食品と農畜産物など35品目の価格を発表した。

昨年6月と10月の2回にわたり各都市で調査した平均価格を出した後、6~12月の平均為替相場を使いウォンに換算して比較した。

その結果、韓国の販売価格が調査対象国で最も高い製品はチリ産ワインの「モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨン」(2011年産)が3万8875ウォン、自国産豚肉(冷蔵肉1キログラム)が2万7930ウォン、米国産ブドウのトムソンシードレス(800グラム)が7009ウォンだった。

ワインの場合、最も安いカナダの1万7646ウォンより2倍以上高かった。ブドウ価格も韓国が米国の4069ウォンの約2倍となる7009ウォンで1位だ。

輸入品ではないが自国産の豚バラ肉価格もやはり韓国が1キログラムで2万7930ウォンと最も高かった。中国は1万4679ウォンで韓国の半分水準だ。

全35品目のうち31品目で韓国の価格は上位5位以内に入った。

スターバックスのコーヒー(アメリカーノ、トールサイズ)は4100ウォンでカナダの2371ウォンより73%高い水準だ。最近消費が急増している輸入ビールは調査対象8銘柄すべてで韓国が上位4位以内に入った。

ハイネケン1缶2016ウォンは原産地のオランダでの販売価格729ウォンの2.7倍、ミラーの2203ウォンは米国の960ウォンの2.3倍だ。

このほかコカ・コーラ1.5リットルが2491ウォンで中国の2倍、フィリピン産バナナ1房は英国の3倍に達した。

消費者市民の会は「FTAなどで関税は下落したが、流通業界では実際の価格を下げるより、セール行事や企画商品行事で価格を低くしたようにマーケティングをしている。関税引き下げなどの恩恵が消費者に直接返るように制度改善が必要だ」と話している。

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