「火星にロボット蜂を」 韓国人科学者がNASA革新プロジェクト参加
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.02 09:26
飛行体が惑星を探査する映画の場面のようなことが韓国人の手で進められている。主人公はアラバマ大学ハンツビル校のカン・チャングォン宇宙航空博士だ。
カン氏は先月、米航空宇宙局(NASA)が推進中の「NASA革新的な先端コンセプト(NIAC)」というプログラムに選ばれた。研究テーマは飛行体ロボットハチ「マーズビー(MarsBees)」だ。クマバチほどの大きさの本体に小さな翼をつけ、火星の大気質と地表面の形態を研究するなどの任務を遂行する。今回の研究はマイクロ航空ロボットを開発した日本研究チームと共同で進めているが、10-20年年後にマーズビーを完成するのが目標だ。
現在、火星では自動車ほどの大きさの地上探査体「キュリオシティ・ローバー(Curiosity Rover)」が活動している。しかし3.8トンと重くて遅いうえ、多くの費用がかかるという指摘がある。今後、マーズビーは空中を飛行しながら各種データを調査し、ハブの役割をするローバーに伝え、ローバーを通じて充電するなどローバーと共に研究に活用される計画だ。