【コラム】朴正熙時代、科学はドラマだった(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.30 12:08
全秉浩は北朝鮮の核の看板だ。核開発は金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)執権期を経た。北朝鮮はパキスタンのアブドル・カディル・カーン博士から技術を受けた。カーンは死の核商人と呼ばれる。カーンは北朝鮮の転変に決定的な役割をした。しかしその土台には北朝鮮のリーダーシップらの執着と熱意があった。全秉浩の葬儀は中国の銭学森(1911-2009)を思い出させる。
銭学森の葬儀には当時の主席の胡錦濤、前主席の江沢民が出席した。1955年、主席の毛沢東は米国から銭学森を連れてきた。スパイ交換形式だった。銭学森は中国の両弾一星(原子・水素爆弾と人工衛星)を主導した。リーダーシップと科学の結合で成し遂げた成就だ。