<韓国旅客船沈没>「セウォル号収拾を最優先」…青瓦台、首相人選悩む(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.08 13:08
推進力を備えた和合型の人選をすべきだという声もある。金大中(キム・デジュン)政権で大統領秘書室長をつとめた韓光玉(ハン・グァンオク)国民大統合委員長(72)は、湖南(ホナム)出身で政治的感覚と推進力をあまねく備えているという評価を受けている。李明博(イ・ミョンバク)政権でも首相候補として議論された沈大平(シム・デピョン)地方自治発展委員長(73)と、忠清北道(チュンチョンブクド)知事をつとめたイ・ウォンジョン地域発展委員長(72)は、忠清道出身という利点があるが官僚出身というのが弱点に挙げられている。
セヌリ党周辺では政治家首相論が力を得ている。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時に政治家出身の李海チャン(イ・ヘチャン)首相を前面に押し出して責任首相として改革を断行した例を取り上げる人が多い。与党のある幹部は「政治家が政務・和合型としては適任であり官僚改革も主導できる」として「人事には破格的要素が必要だ」と話した。こうした延長線上でセヌリ党の李仁済(イ・インジェ)議員(66)、イ・ジェオ議員(69)、金武星(キム・ムソン)議員(63)、金文洙(キム・ムンス)京畿道(キョンギド)知事(63)、新政治民主連合所属のパク・ジュンヨン全羅南道(チョンラナムド)知事(68)らの名前が浮上している。特に3回にわたって大統領候補を経験した李仁済議員は豊富な議会活動の経験と改革マインドが、金文洙知事は現場を取りまとめて足で稼ぐ政治家だというイメージが強みとして挙げられている。
このほかに金大中政権で経済トップをつとめたチン・ニョム(74)・田允喆(チョン・ユンチョル)元経済副首相(75)やセヌリ党国民幸福推進委員長をつとめたキム・ジョンイン元議員(74)も候補として議論されている。