「ドイツ・ポーランド、共同歴史教科書で真の和解」…アジア歴史葛藤の解決の可能性さぐる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.19 13:12
アジアは、日本帝国主義の侵略でもたらされた過去の歴史と領土の葛藤を克服して、和解の関門を越えることができるだろうか。最近行われた、ソウル大学のアン・チョンシ名誉教授(政治学)の司会進行によるソウル大アジア研究所主催の学術討論会で、学者たちはアジアにおける紛争の原因と和解の可能性を集中模索した。
高麗(コリョ)大学国際大学院のチョン・チャヒョン研究教授は、東アジアの過去の歴史と領土の葛藤の解決法と真の和解の可能性を、第2次世界大戦以後の欧州政治史から見出した。彼は「国際政治学でいう和解は、国家間の敵対行為から始まった問題を解決する国際政治の過程」としながら3段階の解決法を提示した。チョン教授は「国交正常化のような手続き的(procedural)和解、経済協力や賠償および補償の物質的(material)和解の段階を越えて、共同の歴史教科書発刊、記憶や追悼を込めた最後の観念的(ideational)和解という3段階を経なければならない」と主張した。それと共に「ドイツとポーランドは手続き的・物質的な和解を越えて共同歴史教科書を発刊し、正しい記憶と追悼が可能な真の和解を成し遂げた」と分析した。彼は「韓国・日本は国交正常化と経済協力を経たが、望む内容だけを望むやり方でのみ記憶しようとする日本の態度が、最後に残った和解の障害物」と批判した。