民主統合党の文在寅（ムン・ジェイン）大統領候補は２８日、大田（テジョン）を訪問し、セヌリ党の朴槿恵（パク・クネ）候補を李明博（イ・ミョンバク）政権の失敗の「共同責任者」として激しく攻撃した。

文候補はこの日、大田駅で演説し、「参加政府（盧武鉉政権）の成績が厳しくつけて７０点とｓるなら、李明博政権は０点」とし「朴槿恵候補は０点政府に共同責任がある」と主張した。 前日、朴候補が文候補を「失敗した（盧武鉉）政権の核心人物」だったと批判したことに対する反撃だ。

文候補は“反問型”遊説で、政権審判論を強調した。 「李明博政権５年間はうまくいったのか。経済はよくなったのか。民主主義は発展したのか。平和になったのか。安保はよくなったのか。道徳性はよくなったのか。すべてが崩れた。 それなら政権を審判して変えなければいけない。 朴候補は李明博政権とともに審判を受けるべき対象ではないのか」と主張した。

また「李明博政権が科学技術部・情報通信部・海洋水産部を廃止し、女性部を大幅に縮小する構造改革をした時、朴候補も同意した。 国会で１０７件の法案を強行処理したことは、朴候補の同意なしに可能なことだろうか。 李明博政権での富裕層減税額は１００兆ウォンにのぼり、このため国の負債は１１１兆ウォン（約８兆円）だ。 富裕層減税ほど財政赤字が生じた。 富裕層減税が朴候補が主張してきた政府の規模縮小、規制緩和ではないのか」と述べた。

文候補は経済成長も「自分がもっとうまくできる」と強調した。 「文民政府（金泳三政権）がＩＭＦ（国際通貨基金）を招いたが、国民の政府（金大中政権）がこれを克服した。 参加政府の年平均経済成長率は４．３％だが、李明博政権では２％と半分になった」と例を挙げながらだ。 安保についても「国民の政府では２度、西海（ソヘ、黄海）交戦を経験しながらもＮＬＬ（北方限界線）に対する北朝鮮の挑発を撃退し、参加政府ではＮＬＬ挑発自体をできないように事前に防いだ。 一方、李明博政権になってからは『天安』爆沈、延坪島（ヨンピョンド）砲撃事件にきちんと対応できず、ＮＬＬに穴が開いた。 “ノック亡命”で休戦ラインにも穴が開いた。 いったい誰が安保無能なのか」と述べた。

文候補は「先日、安保会議を開いたが、国防部長官を除いてみんな軍隊に行っていない」とし「私は北朝鮮共産党体制を嫌って下りてきた避難民の子どもで、正々堂々と軍隊に行ってきた。 セヌリ党は私の安保が不安だというが、それこそ破廉恥なことだ」と反論した。 続いて「安哲秀（アン・チョルス）候補が政権交代のために大きな決断をしたが、安候補の心と涙は決して忘れない」とし「安哲秀候補、沈相ジョン（シム・サンジョン）候補を支持した方々と経済民主化・福祉国家・韓半島平和を願うすべての勢力を合わせて『大統合国民連帯』をつくる。 民主党も『もうやめてほしい』と言うまで刷新する」と約束した。