「第4次産業革命の象徴」ドローン…中国は飛び、韓国は這う(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.05 12:17
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韓国企業のエックスドローンがソウルの大韓商工会議所で公開した配送・偵察用ドローン。機体重量は10キログラム前後で、40~60分間にわたり半径10キロメートルの距離を移動できる。
「どうしてこのような状況になったのだろうか」。韓国のドローン(無人飛行機)産業の実態に接し頭の中をぐるぐる回った考えだ。米アマゾンが2年前からドローン宅配に挑戦し、中国の世界最大のドローンメーカーDJIが韓国の空を覆ったという話も聞いたが、現場を取材してみると韓国の状況ははるかに深刻だった。かつては情報通信技術(ICT)革命の主導国だったという韓国が第4次産業革命のマスコットのようなドローンの分野では大きく後れを取ったということを実感したためだ。どうしてこんな状況になったのか、韓国のドローン産業の中に入ってみた。
このほど行われた韓国のドローン産業従事者と専門家らが一堂に集まり韓国のドローン産業発展案を議論する「ドローン産業発展基本計画公聴会」。行事が開かれたソウルの大韓商工会議所に入った瞬間に熱気を感じられた。ドローン産業が後れを取っているためにドローンに対する新技術と新しい情報を得ようする人たちが全国から駆けつけた。ここで公開された韓国製ドローン30種類ほども出席者の注目を集めた。「国産ドローンは初めて見る」「これは国産なのか」とあちこちで嘆声を連発した。