韓経:【社説】ロッテを人質にする中国のTHAAD圧力を糾弾する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.22 11:20
THAAD(高高度ミサイル防衛体系)敷地交換問題で長考するロッテが近く最終決定を出すという。ミサイル発射、金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺などで安保危機が高まり、これ以上は決定を先延ばしするのが難しくなったからだろう。早ければ今月中に敷地交換契約をするとみられる。ロッテの関係者は韓国経済新聞のインタビューで「契約を締結すれば来月15日前後に中国の対応がありそうで緊張している」と述べた。
決定が近づいているためか、中国の圧力はほとんど脅迫レベルに強まっている。共産党機関紙の人民日報の姉妹紙・環球時報は「THAADに応じるなら中国を離れろ」とロッテに露骨に圧力を加えている。「ロッテ免税店の売上高の70%が中国人観光客から生じる」「THAADが厄運を呼ぶ」という言葉もあった。国営新華通信も加勢して「ロッテは火遊びをするな」と脅すような論評をした。要求を貫徹するために民間企業を人質にとる形にまで進んだのだ。