安倍首相に送った朴大統領の「節制された警告文」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.16 08:52
安倍晋三首相は15日、政府主催で開かれた「全国戦没者追悼式」の式辞で、「アジア諸国に対する加害と反省」に言及しなかった。「加害と反省」は、1993年の細川護熙首相以降、歴代首相がこの行事で欠かさず述べてきた表現だ。しかし安倍首相はこれに言及せず、「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻む」とのみ話した。
意図的に過去の歴史を忘却するような日本に向けて、朴槿恵(パク・クネ)大統領はこの日、断固たるメッセージを送った。朴大統領は就任後初めて迎える光復節の演説で、「過去を直視しようとする勇気と相手の痛みに配慮する姿勢がなければ、未来に進むための信頼を築くのは難しい」と強調した。
特に朴大統領は日本の政治と国民を分離しながら接近し、このように指摘した。朴大統領は「大半の日本国民は両国が北東アジアの平和と繁栄をともに築いていくことを念願しているが、政治が国民の心に沿わず過去に戻れば、新しい未来を眺めることはできない」と述べた。これとともに「両国国民が望むように、日本の政治家は過去の傷を治癒していく勇気あるリーダーシップを見せなければならない」と促した。