【時視各角】日帝が約130年前に作った戒厳法、21世紀の韓国に…(1)

【時視各角】日帝が約130年前に作った戒厳法、21世紀の韓国に…(1)

2013年04月30日15時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  1980年の春を記憶している人には、聞くだけでぞっとするような言葉がある。戒厳令、戒厳司、戒厳軍…。以前にも戒厳を経験したが、国民の脳裏には80年5月17日の最後の戒厳の悪夢が深い。

  突然、恐怖の雰囲気を作ろうというわけではない。北朝鮮の戦争脅威の中で万一生じるかもしれない国家非常事態を仮定してみよう。戒厳は無視できない現実として迫ってくる。北の挑発で局地戦または全面戦争になれば、大統領は戒厳を発動せざるをえない。

  問題は、戒厳が軍部の政権奪取道具や国民抑圧手段と認識されている点だ。不幸な過去のためだ。しかし戒厳はもともと戦争・内乱などによる国家非常事態に備えた制度だ。戦犯国家の日本を除いてほどんどの国が持っている。

  戒厳を初めて法制化したのはフランスだ。大革命時代の1791年、「軍事地域の維持と分類に関する法律」に初めて規定したが、これが現代の戒厳の基準となった。韓国の戒厳制度は1948年、建国憲法に導入された。第64条に「大統領は法律が定めるところにより戒厳を宣布する」となっていた。1年後には現在の戒厳法が制定された。

  これは日帝の戒厳令を書き写したものだ。明治政府は1882年、最高国家機関の太政官の布告として戒厳令を初めて公布した。続いて1889年に明治憲法第14条に「天皇は戒厳を宣布することができる」と定めた。

  戒厳という言葉は中国・明末期の字書『正字通』に由来する。非常戒厳、警備戒厳などの言葉も日本語をそのまま移したものだ。さらに韓国政府は戒厳法制定前の1948年10月、麗水・順天反乱事件が発生すると、日帝の戒厳令を用いた。

  その後、戒厳法には大きな修正が加えられなかった。帝国主義日本が約130年前に作った法が21世紀の韓国に化石のように残った姿だ。国家の安全と国民の生命に直結した問題だが、おかしなことだ。

  こうした古い制度で果たして21世紀の国家非常事態に正しく対応できるのだろうか。大事に育てた韓国社会を非常時に戒厳軍の手にそのまま任せてもよいのだろうか。疑問が続く。韓国の戒厳制度が政治的な正当性と機能的な合理性を備えているか確認する時期になったようだ。

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