ポスコ発電所、南アフリカ進出へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.30 11:37
ポスコエネルギーが南アフリカ地域の発電事業参入に向けて橋頭堡を確保した。
ポスコエネルギーは29日、南アフリカに位置するボツワナ政府が発注した「300メガワット級モルプレB 2段階(Morupule B PhaseⅡ)5・6号機事業」の優先交渉対象者に確定したと発表した。韓国発電会社が南アフリカに進出したの初めて。ボツワナは世界第2位のダイヤモンド産出国で、豊富な資源をベースに経済成長が急速に進んでいる国だ。人口200万人のボツワナは、現在約1ギガワット(GW)級の電力設備しかなく、近隣の南アフリカ共和国から電力を大量に輸入してきた。ポスコエネルギーが建設予定の発電所は、現在のボツワナ全体電力設備の30%に相当する。
ポスコエネルギーは8億ドル規模にのぼる今回の事業進出のために、日本の総合商社・丸紅とそれぞれ50%の持分でコンソーシアムを構成して入札に参加した。ポスコエネルギーと丸紅は今後30年間、発電所の運営および管理などを共同で遂行していく。ポスコエネルギーは来年下半期中に発電所の建設に着手し、2020年5月ごろの本格稼働を目指している。発電所には環境にやさしい循環流動層ボイラー(CFB)設備を構築し、窒素酸化物をはじめとする汚染物質の排出を最小限に抑えることにした。また、発電所の近くにある鉱山から発電用石炭をまかなうこともでき、発電用原料の円滑な受給も期待できる。