中南米の初韓国人市長「がん闘病の末に再選成功、セマウル運動導入する」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.30 12:04
2回目で、さらに容易ではなかった。中南米で最初の韓国人市長として注目されたペルーのチャンチャマイヨ市のチョン・フンウォン市長(67)が再選に成功した。2位との票差は277票だった。5日に投開票を行った後、検票を経て当選が確定した彼に電子メールで取材した。
実は誰よりも再選が切実だったのはチョン市長自身だった。昨年末、心臓から肺にがん細胞が転移したという事実を知った。すでに3人の子供のうち2人を病気でなくした彼だ。チョン市長は「私になぜ再びこんな試練がやってきたのかと絶望的だった」と思い返した。だが治療のために訪れた韓国のある病院の医師から「がん細胞と闘おうとするな。代わりに人生の目標を再び立ててみたら」というアドバイスをもらう。その時「ならば、いつ死ぬかも分からないので市長としての責務を尽くしてみよう」と決心した。幸い病状が悪化せず今回の選挙に出馬できた。