【社説】いまや「航空大国」に挑戦する番だ

【社説】いまや「航空大国」に挑戦する番だ

2011年07月22日09時02分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  プロペラを付けた白い胴体の小型飛行機が滑走路を蹴り飛び立った。青く澄んだ空を背景に上がっては下り丸い円を描き10分余りにわたり性能を誇示すると爽やかに着陸した。慶尚南道泗川(キョンサンナムド・サチョン)の空軍第3訓練飛行団で20日に姿を見せた韓国初の民間小型飛行機「ナラオン」(KC-100)の試験飛行場面だ。これで韓国は世界で28番目の民間航空機開発国に名前を上げることになった。計画通りなら2014年ごろには韓国製自家用飛行機に乗ることができる時代を迎える。たとえ4人乗りであっても航空機生産という新たな地平を開いたという点で胸が熱くなり満たされた成就だ。

  「ナラオン」は国土海洋部と韓国航空宇宙産業などが2008年に開発に着手し3年余りで完成した。774億ウォン(約58億円)をかけ全製作過程の90%を純国産技術で行った。1850キロメートルを飛行でき、国内だけでなく日本全域、中国と東南アジアの一部まで行くことができる。2013年に量産体制を整え翌年から内外の小型飛行機市場に進出する予定だ。1機当たり約6億ウォン水準で、飛行教育訓練用、自家用、レジャー用など多目的で利用されるものとみられる。

  航空産業は技術産業の花だ。ほぼすべての最先端技術が集積された分野だ。国の技術力を計る尺度だ。韓国は軍用機の場合、最初の国産超音速高等訓練機「T-50」をはじめとしてすでに輸出までしている。だが、民間機分野では遅れていた。レジャー用軽量飛行機から中大型航空機に至るまですべてを輸入に依存してきた。「ナラオン」の開発成功は韓国の技術力と地位を世界に誇示しながらグローバル市場を開拓できる道を開いた。

  国際航空機市場は市場が広い。民間航空機製造は米国と欧州が2強体制を形成する中、ブラジル、カナダ、ロシア、中国、日本など7カ国が年間数千億ドル規模の市場を支配している。いまや韓国は電子、造船、自動車を超え「航空大国」に挑戦する番だ。「ナラオン」は「飛び上がる」と100の韓国固有語「オン」を合わせた言葉だ。その思い通り韓国の航空産業が「100%完ぺきに飛び立つこと」を期待する。
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