「ビール税の体系変えてこそ良質な製品出てくる」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.31 13:11
研究報告書は酒税制度の見直しを提案した。出庫価格に税金(72%)をかける現行の従価税をアルコール度数と量によって税金をかける従量制に段階的に変えようというものだ。従価税は生産量が多い大企業が有利な制度なので、ビール製造業の門の敷居を高める主な原因だ。品質の良いビールを開発するには製造原価が高まるはずだが、それだけ税金もさらに多くかかる構造となる。報告書はこれを国内でプレミアムビールが出にくい理由の1つに挙げた。
製造施設の許容基準の緩和も代案として出てきた。小規模ビール製造施設の容量制限(5キロリットル以上75キロリットル未満)を緩和して日本(60キロリットル以上)のように最小生産量の要件だけを導入しようということだ。また中小企業は総合酒類卸売商だけを通してビールを流通させるよう制限したり、小規模事業者がスーパー・コンビニなどの小売店販売をできなくしたりした規制も廃止することを提案した。小売業者がビールを購入価格以下で販売することを防いだり国税庁がビール価格の申告を審査したりする慣行も改善して割引販売の道を開こうという提案も盛り込んだ。