北朝鮮兵士の南下…韓国軍、ずさんな警戒に虚偽報告まで

北朝鮮兵士の南下…韓国軍、ずさんな警戒に虚偽報告まで

2012年10月10日17時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  2日に亡命した北朝鮮兵士の身柄確保過程で、韓国軍の警戒態勢に深刻な問題があったことが明らかになった。

  聯合ニュースによると、2日、江原道高城郡(コソングン)の部隊は、北朝鮮兵士が生活館(内務班)の扉をたたいて「亡命したい」と伝えてくるまで、この兵士の接近に気づかなかったという。

  軍関係者は「合同参謀本部の戦争態勢検閲室がこれまで確認した結果、亡命者(北朝鮮兵士)が小哨(生活館)の扉をたたいた後、韓国側の将兵が出て身柄を確保したことが分かった」と明らかにした。亡命ではなく他の目的があったとすれば、危険な状況につながる可能性があったということだ。

  当時、非武装の北朝鮮兵士は、韓国の将兵3人に対し「北から来た。 亡命したい」と意思表示したという。 現在までの調査の結果では、この兵士は2日午後8時ごろ非武装地帯(DMZ)の北側の鉄柵と電気鉄条網を通過し、午後10時30分ごろ、高さ3-4メートルの韓国側の鉄柵を乗り越えてきたと把握されている。約40人が勤務する最前方GOP(一般前方小哨)は小隊員が生活する空間。 ここで状況勤務と不寝番(警戒)勤務も行われる。 小哨と鉄柵までの距離は約10メートル。

  軍当局が身柄確保の過程について偽りの報告をしていたことも確認された。 これに先立ち軍当局は当時GOP小哨付近まで来た北朝鮮を生活館の外に設置されたカメラで確認し、身柄を確保したと発表していた。 鄭承兆(チョン・スンジョ)合同参謀本部議長も8日に開かれた国会国防委の国政監査で、「カメラで確認して身柄を確保した」と答弁した。 鄭議長は国会国防委に「当時の発言は誤っていた」と伝え、合同参謀本部戦争態勢検閲室の調査内容を電話で説明した。

  こうした虚偽報告について、軍関係者は「該当部隊がカメラで確認したと最初に報告し、合同参謀本部は知らなかった」とし「部隊がどのような経緯でこうした報告をしたのか調べている」と述べた。 一部では、カメラに故障が発生したり、きちんと録画されていないのではという疑惑も提起されている。 該当部隊の第22師団が鉄柵警戒勤務を徹底せず、上級部隊に虚偽報告をしたことが確認されただけに、これに対する大々的な問責と懲戒が続く見込みだ。
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