【取材日記】凍りついた韓日関係、中国に密着する日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.02 09:24
2017年最後の日、日本の新聞1面には中国関連の記事が約束でもしたかのように掲載された。日経は「一帯一路、中国に協力」、読売は「アフリカ支援、日中協力」だった。日本は日中平和友好条約締結40周年を迎えて中国との関係改善を2018年の主要課題に掲げている。2紙の報道はこのための経済的誘引策だ。
一帯一路は中国の習近平国家主席が提唱している巨大経済圏構想だ。中国から欧州まで陸路でつなぐ「シルクロード経済ベルト」と海路でつなぐ「21世紀の海上シルクロード」がその核心だ。インフラ整備の支援などを通して該当地域に対する政治的影響力を高めるという計算が根底にある。
これを明らかに知っている日本が、暇さえあれば「自由で開かれたインド太平洋戦略」を云々しながら中国包囲戦略を立ててきた日本が、一帯一路の協力に向けた精巧な方案を組み始めたのだ。日経は「日本政府は『一帯一路』に協力し、中国企業と共同事業を手掛ける日本の民間企業を支援する」と伝えた。読売は「日本政府が、基幹道路整備など日本が実施している複数のアフリカ開発事業で、中国に参入を呼びかける方針」と報じた。