ウガンダ長官、帰国途中に急死…「韓国で治療拒否」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.22 13:01
韓国を訪問していたウガンダの内務長官が、帰国途中の飛行機で急死した。これをめぐってウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領が「韓国の病院が治療を拒否したために死亡した」と主張して論議になっている。アロンダ・ニャカイリマ内務長官(56)は韓国国際交流財団(KF)の招きで今月8~11日に韓国を訪れた。ニャカイリマ長官は滞在期間中、チョン・ジョンソプ行政自治部長官と会ってウガンダに韓国式の住民登録を導入する案を議論したという。訪韓日程を終えた彼は11日、経由地であるアラブ首長国連邦ドバイに向かう飛行機に搭乗した。
当初はドバイに12日まで滞在する予定だったが、次の日程を理由に1日操り上げて夜に飛行機に乗ったという。ニャカイリマ長官は12日未明に飛行機の中で亡くなった状態で発見された。ウガンダ医療チームの解剖検査の結果、死因は急性心不全症と確認された。
ニャカイリマ長官の急死についてウガンダの現地メディアなどは、韓国滞在期間中に病院での治療をまともに受けられなかったなどの疑惑を提起している。ウガンダ大統領までが疑惑提起に加勢した。現地メディアのウーゴニュースなどによれば、ムセベニ大統領は18日のニャカイリマ長官の葬儀で「ニャカイリマ長官が目まいと腹痛のため韓国の病院に行ったが、病院から医療保険がないという理由で治療を断わられた」と主張した。ムセベニ大統領は1986年のクーデターで執権後29年目となる長期政権を続けている。