<韓国大統領選>進歩系野党候補の李正姫氏が候補を辞退(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.17 11:02
「李正姫効果」に対し政界では分析が食い違う。票の計算だけ見れば文候補には「+α」になるだろうという観測がある。12日までに行われた各種世論調査で李氏の支持率は0.9%(ソウル新聞・エム・ブレーン)~1.7%(ハンギョレ・韓国社会世論研究所)だった。超薄氷の混戦状態では役に立てる規模だ。リサーチアンドリサーチのペ・ジョンチャン本部長は、「統合進歩党支持者は投票意向が積極的なため、李氏支持率を1%、全投票率を70%と仮定しても約28万人が文候補に移動できる」と推算した。特に統合進歩党が急進的進歩層と慶尚南道(キョンサンナムド)の工業都市で強いという点から、文候補は釜山(プサン)と慶尚南道地域での勢力拡大につなげることができる。
今回の大統領選挙で進歩陣営は1997年以後初めて一本化で総集結し、陣営の票を漏らすことなく臨むことになった。1997年、2002年、2007年の大統領選挙では国民勝利21または民主労働党から権永吉(クォン・ヨンギル)候補(得票率それぞれ1.19%、3.89%、3.01%)が出たほか、2007年には創造韓国党の文国現(ムン・グクヒョン)候補(5.82%)まで出馬した。