【社説】金正恩-習近平会談…北核解決のきっかけになるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.28 16:09
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が中国を電撃訪問し、習近平国家主席と中朝首脳会談をした。金委員長の訪中は執権後初めての海外訪問だ。金正恩-習近平会談はいくつかの側面で意味が大きい。まず、過去7年間にわたり冷え込んだ関係だった朝中がようやく関係回復の信号弾を打ち上げたという点だ。北朝鮮で金正恩政権が、中国で習近平政権が始まって以降、両国は首脳間の相互訪問が一度もないぎこちない関係だった。
習近平主席が2012年秋に党総書記に選出された後、金正恩委員長にミサイル試験の中止を要求したが聞き入れられず、両国関係は悪化の一途をたどった。翌年の2013年2月、中国の春節(旧正月)期間に金委員長は3回目の核実験を断行し、1カ月後に国家主席に就任する習近平総書記に屈辱感を抱かせた。その後、中国は国際社会の対北朝鮮制裁に積極的に参加し、昨年秋には米国と共に北朝鮮の急変事態について議論するなど北朝鮮に圧力を加えた。