<慰安婦生存者13人証言>おばあさんの花札(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.31 10:58
そんなおばあさんにとって最も良い友人は花札だ。おばあさんは毎日1人で花札を打つ。誰かが遊びにくれば、必ず一緒に花札を打とうと言う。記者が訪ねた時も「久しぶりに一緒にひと勝負打とう。ひと勝負だけ」と言って部屋から花札と毛布を持って出てきた。おばあさんは「敬老堂(高齢者施設)に行っても誰もいなくて1人で花札を打つしかやることがない。出ていけば、また慰安婦の被害にあったことを嘲弄されそうだし」と話した。
おばあさんが花札好きなのは孤独なためだけではない。おばあさんは「ほかの(慰安婦)おばあさんたちがみな体の具合が悪く、認知症を患い記憶もおぼつかないらしい。認知症にならないためには、これ(花札)が最高だ」といった。日本の謝罪を受ける前に記憶を失うことが怖いのだ。日本政府の話が出ると即座に声を高めた。