サウナのような庁舎で99万人の公務員が3日間の節電闘争=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.15 10:10
予告された危機はこないのか。当初今月12~14日は猛暑による最悪の電力危機が予想された。しかし現実は違った。160万キロワットまで落ち最低水準になるとしていた予備電力は12日と13日に400万~500万キロワットを記録した。予告された危機に全国民がともに対応した結果だった。国民は猛暑の中でもエアコンの温度を低くして節電に協力した。産業通商資源部の尹相直(ユン・サンジク)長官は14日、「猛暑の中でも節電に協力した国民に頭を下げて感謝申し上げる」という「感謝の言葉」を発表した。
このようにだれもが電力危機に対応した中でさらに汗を流した人たちがいる。35度を超える暑さの中で冷房を消しエレベータを止めたまま耐えた公務員たちだ。一部公職者が原子力発電所をめぐる不正を犯したせいで原発3基が停止し、電力需要予測を誤ったために危機を自ら招いた側面があるのは事実だ。だが、99万4000人余りの公務員のうちこれと関係のない多くの人たちが12日から3日間黙々と「超節電」を行った。
蔚山(ウルサン)で昼の最高気温が34度を記録した14日午後3時、蔚山市教育庁4階。照明と冷房を切った事務室からは熱気が感じられた。温度計は38度を示していた。窓を開けておいたが南向きのため日光が当たり外よりはるかに暑くなった。それでもこの日の気温は下がったので良かったものの36~37度に上がった12~13日には室温が40度に迫ったという。