発見から100年「うま味」正々堂々第5の味に(1)

発見から100年「うま味」正々堂々第5の味に(1)

2008年12月21日15時35分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  世の中に存在する「味」は細胞の数ほど限りないようだ。しかし基本的な味は甘味(sweet)、塩味(salty)、酸味(sour)、苦味(bitter)の4つだけであり、これら4つの組み合わせによってあらゆる味が派生するというのが西洋の4基本味(24種類味)理論だ。古代ギリシアの哲学者デモクリトス以来で数千年もの間、堅固に席を守ってきた4基本味説は正確に100年前(1908年)、力強い挑戦に直面する。

  海草スープから誕生

  挑戦者は日本の東京帝国大学池田菊苗教授だった。海草スープから味を発見し、これを“うま味”と呼んだ。これが4基本味をどのような方式で交ぜても得られない“第5の味”と主張した。

  日本の味の素社は翌年「うま味調味料」と名付けてうま味を商品化した。その後1世紀の間、うま味は我々の味を支配してきたが、2度の大きな試練を経験した。

  先に西洋学者たちはうま味の実体に対して絶えず疑問を提起してきた。うま味を認めるためには4基本味説を支持したプラトン、アリストテレスまで否定しなければならなかったほど反対が強かった。時には「東洋理論なんて」と無視作戦を展開した。この論争は2000年、米国マイアミ大学ニルパ・チャウダリ教授チームが、舌でうま味の意味を感知する受容体(receptor)を見つけて終わった。こういうわけでうま味が国際用語として公式に認められた。

  味覚は液体に溶けた化学物質の味として舌が担当する。しかし高校の生物の授業で学んだ内容と違い、舌の部位別に特定の味を感じるものではない。科学専門誌ネイチャー(2006年8月24日付)に味を感知する受容体が舌の特定部位に集中しているのではなく、舌全体に広がっているという論文が発表された。

  2番目の挑戦は、うま味の代表柄であるうま味調味料が中国飲食店症侯群(Chinese restaurant syndrome)を誘発するという問題提起だった。この論争は30年間続いた。中国系米国人医師が68年、米国の権威ある医学専門誌ニューイングランド医学ジャーナルに「うま味調味料をたくさん使う中国飲食店に行くと首が凝ったり胸がドキドキし、衰弱する感じがする」という内容の手紙を送ったのが発端だった。その後、有害性をめぐり熾烈な攻防が起こった。

  95年、米国食品医薬局(FDA)はうま味調味料を大多数の消費者に危険を起こさない物質に分類した。世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)の公式的立場もFDAに似ていた。しかしまだ火種は残っている。一部では相変わらずうま味調味料の安全性に疑問を提起している。

  うま味の受容体を発見したニルパ・チャウダリ教授は9月、日本の東京で開かれた「うま味発見100周年記念式」で「うま味調味料を高濃度で保存したら味もおかしく健康にも良くない」と言った。西江大イ・ドクファン(科学コミュニケーション)教授は「うま味調味料が人体に有害だという確かな科学的証拠はないが、うま味調味料をむやみに食べてもよいという意味ではない」と「度が過ぎれば何でも問題になる」と説明した。

  最近はうまみ調味料を多く取りすぎれば肥満を引き起こし、網膜を損傷することがあるという研究論文も出ている。

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