ディスプレーまで…中国の低価格攻勢でLG・サムスンに悪影響(2)

ディスプレーまで…中国の低価格攻勢でLG・サムスンに悪影響(2)

2018年07月10日10時54分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  問題は今後も特に改善が見込めなさそうなことだ。中国が技術攻勢まで浴びせているためだ。BOEは年末に世界で初めて第10.5世代大型LCD量産に入る予定だ。韓国が優位を占めている大型LCDパネルまで攻略するということだ。

  結局有機EL市場に集中しなければならないが、事情は簡単ではない。サムスン電子とアップルにモバイル用中小型有機ELパネルを納品し世界の中小型有機ELパネルでシェア97%の独占体制を構築したサムスンディスプレーもスマートフォン市場が停滞期に入り込み暗雲が立ち込めている。

  アップルのiPhoneXとサムスン電子のギャラクシーS9の販売台数が予想より低調で小型有機ELの注文量も合わせて減った。ここにサムスンディスプレーは中大型有機ELパネル市場では立地が狭い。有機ELの代わりにLCD基盤のQLEDに集中したためだ。有機EL事業を拡大する基盤が整っていないのだ。

  LGディスプレーは大型有機ELパネルに集中して差別化を試みたが、まだ売り上げ全体の10%水準にとどまっている。LGディスプレーの韓相範(ハン・サンボム)副会長は1月の記者懇談会で「10%水準である有機EL売り上げの割合を2020年までに40%に引き上げたい」と明らかにした。だが有機ELはLCDと同じ量を売っても残るものが少ない。グローバル市場調査会社のIHSマーケットによると、超高画質(UHD・3820×2160画素)有機ELテレビパネル(55インチ)の製造原価は昨年10-12月期基準で1台当たり538ドルだ。同仕様のLCDパネル原価227ドルの2.4倍水準だ。

  韓国ディスプレー産業協会のイ・ヨンギュ産業政策室長は「有機ELは曲げてたたむことができる唯一のパネルであるだけに、これを活用して中国がついてくることができない新しい市場を開拓しなくてはならない」と話している。

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