日本の国宝「日蓮聖人の真筆」などソウルで法華経展示会開催
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.26 10:37
インドのマハトマ・ガンジーはヒンズー教の信者だった。それでも彼は大乗仏教の代表的経典である『法華経』に特別な関心を寄せた。ガンジーと親交の深かったインド文化国際アカデミー創立者ラグ・ヴィラ(Raghu Vira)博士(1902~63)は「ガンジーは『南無妙法蓮華経』が、人間に内在する宇宙大の力の究極の当体の表現であり、『宇宙の至高の音律が奏でる生命』そのものであることを覚知していた」と話したことがある。ラグ・ヴィラ博士は自身が所蔵していた二つのサンスクリット版法華経の一つをガンジーに与えた。残りの一つは後に創価学会インタナショナル(SGI)の池田大作会長に伝達された。ガンジーがアシュラム(修行処)で朝夕に祈祷を捧げるたびに「南無妙法蓮華経」を三回ずつ唱えていたという。実際ガンジーが残した祈祷文にはインド文字(デーヴァナーガリー)で「南無妙法蓮華経」の発音が記されている。
「法華経のすべて」を見せる展示会が開かれる。今月から12月21日までグローリーホール〔ソウル九老区公園路(クログ・コンウォンノ)54〕で開かれている「法華経-平和と共生のメッセージ展」だ。韓国SGIと東洋哲学研究所、中央日報が共同主催する今回の展示会開幕式にはラグ・ヴィラ博士の息子であるロケシュ・チャンド博士が90歳という高齢にもかかわらず出席した目を引いた。