<韓中FTA仮署名>開城工業団地310品目も韓国製認定(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.26 10:00
韓国から輸出されるスポーツウェアや幼児服のようなファッション衣類商品は中国で関税を課せられない。中国から輸入する撚糸や織物のような原材料コストも減る。現地市場で韓国製衣類の価格競争力が生まれるだろう。
韓国の鉄鋼産業は被害が予想される。熱延、厚板、冷延などほとんどが10年~15年と関税撤廃期間が長い。中国の鉄鋼市場は世界需要の45%を占める。ポスコ経営研究所のユ・スンロク常務は、「通常鉄鋼製品の関税率は5%ほどだが、10年間でこれをなくせば毎年0.5ポイントずつの価格引き下げ効果を得ることになる。もう少し早く関税をなくせられれば良かっただろう」と話した。
対中輸出1位品目である液晶パネルはFTA発効後10年で現行中国が5%、韓国が8%の関税が両国ともに撤廃される。韓国のボイラーとボイラー部品の8%の関税は即時撤廃されるが、中国側の10%の関税は10年以内の撤廃で、輸入急増の懸念も出ている。産業通商資源部関係者は、「韓国のボイラー普及は120万台だが、99%以上が国産。中国にはボイラーが150万台普及しているがその市場は毎年20%増加しており、輸出の可能性はもっと大きい」と説明した。