エボラ派遣の競争率4倍…「自費でも行く」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.30 10:48
韓国政府は国内医療スタッフの感染とエボラ国内流入を防ぐための派遣準備も着々と進めている。まず来月の初めに疾病管理本部所属の4人が米国疾病管理予防センター(CDC)に派遣される。個人保護装備の安全な脱着、装備を着用したまま診療すること、脱衣時の注意事項についての教育訓練過程を学んでくる計画だ。西アフリカの派遣医療スタッフは出国前に実践と同じ実習を受ける予定だ。特に保護装備を脱ぐ時に患者の体液や吐しゃ物などの汚染物質に接触しないようにする訓練を集中的に受けることになる。
また黄熱・腸チフス・マラリアなど現地の風土病予防接種や薬品を服用する。シン・ヨンシクセンター長は「蒸し暑い天候で個人保護装備を長時間着用して診療をするためには、医療スタッフが健康でなければ耐えられない」としながら「エボラだけでなく現地で流行する病気も広範囲に扱うことになる」と話した。
医療スタッフは約7~9週間の現地派遣を終えた後、感染症状がなくてもエボラ潜伏期間(21日)隔離される予定だ。感染した場合には、現地の病院や米国・欧州所在の医療機関または国内に護送されて治療を受けることになる。患者の状態と本人の意志によって決める予定だ。第3国で隔離または治療を受ける案は国際機構および相手国などと議論中だ。