国連特別報告者、訪韓して在伊北朝鮮大使代理に言及…「北朝鮮は国全体が監獄」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.11 18:45
行方が不明になっているチョ・ソンギル在イタリア北朝鮮大使代理に対して、国連北朝鮮人権状況特別報告者のトマス・オヘア・キンタナ氏が11日、記者会見で「すべての人は亡命を申請する権利がある」と話した。キンタナ氏は「私がイタリア政府に要請して提供してもらった事実関係では、彼が姿を消す前にすでに他の大使代理に交代される計画があったとのこと程度」として「追加的に添える言葉はないが、誰もが国際法の側面で難民と認定されることができるという点を言っておきたい」と強調した。
キンタナ氏は7日、訪韓して外交部のイ・テホ第2次官と統一部の千海成(チョン・ヘソン)次官など政府関係者に会って北朝鮮離脱住民定着支援事務所(ハナ院)で最近脱北した人々と面談を行った。この結果を総合して3月に国連人権理事会に北朝鮮の人権状況関連報告書を提出する予定だ。この日の記者会見は訪韓日程の結果をブリーフィングする場として開かれた。キンタナ氏は2016年に任命されて現在まで5回にわたって訪韓したが、北朝鮮訪問は全部拒否された。これについて彼は記者会見で「今記者会見もソウルでない平壌(ピョンヤン)で開かれなければならなかった」として「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が今年の新年の辞でも人民の暮らしの質の向上を強調したように、北朝鮮当局が早急に扉を開いて人権に関する議論をしてほしい」と話した。