韓経:米国「インド・太平洋戦略」vs中国「一帯一路」正面衝突
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.13 09:37
米国と中国が今週相次いで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議と東アジア首脳会議(EAS)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で激しい外交折衝戦を行う。国際舞台で米国の新太平洋外交・安保戦略である「自由で開かれたインド・太平洋構想」と一帯一路(陸上・海上シルクロード)を骨子とする中国のアジア主導権確保戦略が正面衝突する見通しだ。
17~18日にパプアニューギニアで開かれるAPEC首脳会議と13~16日にシンガポールで開かれるASEAN首脳会議、EASにトランプ米大統領の代わりに出席するペンス米副大統領はアジア地域のインフラ拡充などに向けた協力案を発表する予定だ。米国がアジアの低所得国のインフラ改善に最大600億ドルを支援し、日本とオーストラリアも参加させる計画だ。7月に出した「インド・太平洋戦略経済ビジョン」を具体化したものだ。
米国はインド、日本、オーストラリアとともに域内航行の自由、法の支配、公正貿易を確固とし、中国の一帯一路プロジェクトを遮断するという構想だ。米国は中国が大規模資金をえさに周辺国を一帯一路に参加させ、その後負債を返せなくなればインフラ運営権を奪う方式で影響力を拡大し主権を侵害していると批判してきた。