韓流ファン呼び込むマカオ、専用公演会場もない韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.03 11:49
マカオの新天地として浮上するベネチアンホテルのコタイアリーナ。有名ボクサーのパッキャオの試合が開かれたここで先月5日にBtoB、4minute、BEASTが参加したK-POP公演が開かれた。この日アリーナの入口は公演開始5時間前から中国、台湾、シンガポール、香港などから飛行機に乗って駆けつけた韓流ファンでごったがえした。午後8時のBtoBを始まりに公演が始まると1万5000席が埋まった場内は熱狂のるつぼに変わった。指にはめた小型蛍光灯があちこちできらめく中でファンらは韓流スターの小さな動きのひとつひとつに歓呼した。
中国政府の反腐敗政策でマカオの昨年のカジノ売り上げは前年より34%急減した。だがマカオは再び飛翔する準備を整えている。新成長動力は家族と企業を同時に狙った複合リゾート団地だ。マカオはカジノの売り上げが減った代わりに複合リゾートを掲げて飛行時間5時間以内の距離にいる30億人を引き込むという計画を実践している。複合リゾートが作られたのは干潟を埋め建てて小さな島2つをつないで作ったコタイストリップだ。ここには大型コンベンションをはじめ国際ビジネスに適合した観光インフラが集まっている。カジノを掲げず家族連れのリゾートのイメージを強化し、世界の料理を楽しめるレストランと遊技施設、ブランドショッピングモール、プール、フィットネスセンターなどを備えた。