米国代表団を率いて平昌（ピョンチャン）冬季オリンピック（五輪）閉会式の参加のために韓国を訪問したイバンカ・トランプ補佐官は「３人の子供のママ」としての面貌も見せて注目された。

イバンカ氏は２５日、平昌五輪の閉会式を終えてＫ－ＰＯＰ公演を披露したアイドルグループＥＸＯに会って「我が子供たちがあなた（ＥＸＯ）のファンだ。このように会えるとは信じられない」と話した。米国の公演に招待したというＥＸＯには「いつするのか」と関心を見せたりもした。

この日、イバンカ氏とＥＸＯの出会いはイバンカ氏の要請で行われた。自身のツイッターにはＥＸＯなどと共に撮影した認証ショットを掲載した。

「ママ」でもあるイバンカ氏は韓国の教育熱と最近米国内学校で起きた銃器乱射事件を意識したかのように校内の治安環境にも関心を見せた。

イバンカ氏は「子供たち教育費でどれぐらいかかるのか」と聞くかといえば、韓国の治安が立派だという韓国随行員の回答に「北朝鮮の安保脅威より直ちに夜に安全なのがさらに重要ではないか」と話したことが分かった。

特に、イバンカ氏は２６日、３泊４日間の日程を終えて出国しながら子供たちのプレゼントとして韓国製アニメーション「ポロロ」のキャラクターおもちゃを事前注文して空港で受け取ったと東亜日報が報じた。

子供たちの間で「ポ統領（ポロロ＋大統領で子供たちの大統領の意味）」に通じるポロロは、北朝鮮の三千里（サムチョンリ）総会社が製作にかかわり、一時米国の対北朝鮮制裁のリストに上がるところだった。だが、米国政府が「大衆に広く普及された製品は例外条項」としながら制裁から外し、米国でさらに有名になった。

イバンカ氏は出国に先立ち、自身のツイッターに文在寅（ムン・ジェイン）大統領のツイッターをリツイートして「文大統領と金正淑（キム・ジョンスク）夫人、韓国が私と米国代表団に見せてくださった暖かい歓待に感謝する」として感謝の意を伝えた。韓国語で「コマプスムニダ（ありがとうございます）」という言葉も付け加えた。