【時視各角】大韓民国を生かす3番目の方法(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.22 09:22
場面1:まったく怒りが込み上げ我慢できない。この程度に暮らせる国を作ったという自負心ひとつで耐えてきた70年のわが人生が根こそぎ否定される感じだ。食うや食わず、着の身着のまま、生きるか死ぬかで仕事ばかりしてきた罪しかないのに…。大統領が身のほどしらずの周囲を取り締まれなかった誤りはあっても、1人でいい暮らしをしようと取りまとめたものはなくはないのか。ところで弾劾というがこれはどういうことなのか。こんな話をすれば孫らは宇宙人でも見るように首を横に振る。息子や嫁までそっとと席を外す。
そこで太極旗集会に行った。「軍隊よ立ち上がれ」「左翼は殺してもいい」というぞっとするスローガンが目障りで我慢してきた。それでも一方的な弾劾に追い込むのは違うと思い勇気を出した。それは容共・従北勢力の不純な陰謀に乗せられることだ。大統領が弾劾されればその空席を彼らが占めるのではないのか。するとわが祖国大韓民国はどうなるというのか。大極旗を振って声を限りに叫んだら胸がちょっとすっとした。依然として気に障る主張もあったが知らないふりをすればそれまでだった。来週の集会にも必ず参加したいと思う。
場面2:まったく怒りが込み上げて我慢できない。いったいこれが国なのかという話だ。20歳の女の子の世話をしようと国が総動員された。大統領の首席秘書官が企業の首を締め上げ、大学総長と教授が学士規定を塗り替え、黒幕を背にした輩は文化・スポーツ界をもてあそんだ。絶望的な就職の門をこじ開けて入ろうと高い単位にあらゆる「スペック」まで積むのに両親の「背骨ブレーカー」になっている私は何なのか。いくらもがいても私を助けてくれるわらさえ見えないのに…。