金大中(キム・デジュン、DJ)前大統領の訪朝問題を北朝鮮と協議してきた丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部長官は21日「突発的状況が生じ、6月末の訪朝は難しくなった」と明らかにした。
丁元長官はこの状況について「北朝鮮のミサイル試験発射局面が影響を及ぼすものと理解される」と述べた。丁元長官はソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルで内外信記者会見を通じ「しかし訪朝の招請は有効で金前大統領も準備をしてきており、次期実務接触の日付を協議している」と説明した。
丁元長官は北朝鮮との2度の実務接触でDJが27日から4日間、平壌(ピョンヤン)を訪問する合意をとりつけている。また「6月末、北朝鮮へ行くには適切ではないが、何度も協議するという意思を金前大統領に伝え、金前大統領も『そうするように』と言った」と付け加えた。