「無差別的」高級ブランド買いストップ…中国人、コスパ計算し始めた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.11 16:11
14万5000ドル(約1500万円)の高い年俸を稼ぐ中国製薬会社役員のワン・シャオチュアンさんはルイ・ヴィトンのような高級ブランドに固執するブランド族だった。そんなワンさんが最近ではコーチのように相対的に価格が安いブランドに目を向けた。会社の事情が悪化し、収入が減ったため消費支出を減らしたのだ。
中国景気の鈍化に中国人の消費心理が萎縮する中で、必需品と中低価格製品を主に購入するいわゆる「倹約消費族」が中国で増加している。ふところ事情が厳しくなった消費者が少しずつ消費指向を変えている。ニューヨークタイムズ(NYT)紙は「米中貿易戦争の余波にともなう経済成長の鈍化憂慮がもたらした現象」と診断した。