安倍首相「占領時代の構造変えるべき」改憲のための保守総動員令
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.30 09:47
日本の安倍晋三首相が憲法改正と戦後体制からの脱却を前面に出して保守勢力の結集に出た。安倍首相は28日、保守指向の超党派議員連盟である「創生『日本』」の研修会に参加して「自民党が創党60周年を迎えた」として「憲法改正をはじめ(連合軍)占領時代に作られたさまざまな構造を変えていくという創党の原点を呼び起こさなければならない」と話した。それと共に「改憲を推進するためには来年、参議院選挙で勝利しなければならない。強力な支援をお願いする」と述べた。
安倍首相のこの日の発言は、第2次世界大戦の敗戦直後に米国などの連合軍が強制した「平和憲法体制」から脱却するために本格始動をするという意味に解説される。共同通信は「来年初めの定期国会と来夏の参議院選挙を控えて支持基盤である保守勢力の結集を強化しようとする意味」と分析した。
安倍首相が会長をつとめる創生「日本」の指導部は、改憲に向けて志を同じくした。最高顧問である平沼赳夫・元経済産業相は「自民党を中心に、改憲が正しいと考える勢力を糾合すれば憲法改正の道は間違いなく開かれる」と主張した。会長代行である中曽根弘文・元外相も「国家本来の姿勢を考えながら憲法について提言したい」と手伝った。