カジノ論争でクルーズ事業“漂流”…1兆ウォン市場、日本・中国に奪われる恐れも
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 14:53
韓国の海洋水産部が推進しているナショナル・フラッグ・キャリア(以下フラッグキャリア)のクルーズ船会社の導入案が漂流している。クルーズ船カジノに内国人(韓国人)を出入りさせるかをめぐって部署間の対立が大きくなっているためだ。
海水部は「海外の船会社と競争するには内国人の出入りが必要だ」と主張する一方、主務部署である文化体育観光部は「国民の射倖心を助長する」と反対している。国内で唯一の内国人出入りカジノである江原(カンウォン)ランドも文化体育観光部と同じ立場だ。海水部の関係者は「クルーズ産業は2020年まで1兆ウォン(約1100億円)規模の市場を形成すると予想されている高付加価値サービス産業」としながら「政府内の不協和音が続けば、この市場を日本・中国などに奪われる恐れがある」と憂慮した。