先端安全装置の装着率拡大を通した「交通事故減少」という目標達成を早めるためには金融産業と自動車産業の相互協力が必要だ。保険業界が先端安全装置危険も分析を通した料率差別化方案を用意し、自動車製作社は持続的な技術開発で性能が優れていて費用の安い安全装置を開発する協業がなされるならば相乗効果を創り出せるはずだ。

韓国内の金融業と製造業間の代表的な協業事例が２００７年から運営中である自動車保険「車両モデル別等級評価制度」だ。車両モデル等級制度は修理費に影響を及ぼすモデル別危険度差を保険料に合理的に反映し、加入者間保険料負担の公平性を向上する。自動車製作社は車両を開発する時に事故による損傷が最小化されて修理費発生が少なくなるように設計を改善する努力をすることになる。このような努力は結局、私たちの社会と消費者の利益として還元されている。

よく未来自動車の核心競争力は「安全」にかかっていると話す。自動車安全は国民の生命と関連があるだけでなく保険業界の損害率と直接的に関連する。未来のためには保険産業と自動車産業の協業は必然的だ。「同舟共済」という言葉がある。同じ船に乗って川を渡るという言葉で協業を通じて困難を克服することができるという意だ。交通事故を減らそうとする難しい目標は政府、自動車製作社、金融会社、学界、消費者などが皆力を合わせてこそ成し遂げる可能性があることを認識しなければならない時点だ。疎通と協力を通じて国内交通事故率が先進国水準で減少する時期がまもなく到来するのを期待してみる。

キム・スボン保険開発院院長


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