【外から見る韓国】朴大統領、より果敢であってこそ機会つかむ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.31 09:26
文代表が本当に念頭に置いているのは北朝鮮だ。実際、分断は地理的に異常だ。歴史的には悲劇だ。文代表が話そうとするのは恐らく平壌(ピョンヤン)に行くためには北京を経由しなければいけないということだ。これも異常な地図の見方だ。韓半島(朝鮮半島)を離れずソウルから直線で北に行く方が速い。北に行くためには長期的な観点の北方政策が必要だ。分断以来、多くの人が死傷した。「目には目」式の報復だけを追求すれば、葛藤のサイクルを永遠に終息させることはできない。
朴大統領が北京に行くことを決定し、私は非常にうれしい。間違いなく朴大統領と習近平国家主席は北朝鮮をどう扱うべきかについて議論する。さらに朴大統領が金正恩(キム・ジョンウン)に会うかもしれないというわずかな可能性がある。北朝鮮はすでに金正恩の欠席を発表した。金正恩は5月、モスクワに行く予定だったが、結局は姿を現さなかった。金正恩は今回も我々を驚かせるかもしれない。戦勝節行事に現れることだ。金正恩が賢明な指導者なら当然、北京に行かなければいけない。北朝鮮は中国と冷え込んだ関係で永遠に残ることはできない。金正恩が北京に行けば、これは強力な対中友好ジェスチャーとなるだろう。