<インタビュー>李源宗元青瓦台政務首席秘書官(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 15:21
--今まで朴槿恵大統領を含めて10人の大統領が出てきた。国民の間で「大統領は失敗した」という懐疑論が広まっている。これに同意するか。
「同意できない点が多い。中国のトウ小平は毛沢東から政治的に圧力を受けたが、『功が7で過が3』と整理した。そのように中国国民の自尊心を守った。我々の大統領も完成はしていないが、時代的な要求に合わせてアジェンダを提示し、その役割と使命を果たしたと考える。そのような面で功過がともにある。ハナ会の整理など軍事文化を除去して文民化作業の基礎を固めたのは金泳三(キム・ヨンサム)大統領の業績だ。文民化したため金大中(キム・デジュン)という進歩的な政権が生まれた。改革は力がある少数を相手にするものだが、その人たちの抵抗が最も恐ろしく、成否を分ける決定的な要因となる。半面、改革の恩恵を受ける無力な多数はそれをよく知らない。しかしIMFで国民に苦痛を抱かせた点、キム・ヒョンチョル氏の拘束で国民を失望させたのは過だ。盧武鉉大統領も脱権威主義という時代的な流れがあり、国民参加時代を開く役割をした。国民が失敗したと考えるのはリーダーの責任が大きい」