<インタビュー>李源宗元青瓦台政務首席秘書官(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 15:20
金泳三(キム・ヨンサム)政権の「実力者」「副大統領」と呼ばれた李源宗(イ・ウォンジョン)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)政務首席秘書官が最近、『国民が作った大韓民国』という本を出した。これまでの憲政史を解剖した生きた政治教科書だ。現実政治家としての豊かな経験と学問的な鋭い分析が調和する。在野運動を含めて24年を政治現場で、その後15年を政治学者として生きてきた人生の軌跡がそのまま溶け込んでいる。
李氏は大韓民国の政治史を「国民中心論」で要約した。李氏は「政治家や官僚は自分が優秀だったから今日の大韓民国があると錯覚する」とし「偉大な国になったのは、時代精神を読み取る賢明さ、危機の中で光を放つ共同体意識で武装した国民の卓越した力のため」と強調した。また「国民に自分たちは優秀な民族だという自信を持ってほしいという思いがあり、政治指導者には国民を離れて良い政治は出てこないということを悟ってほしかった」と本を書いた背景を説明した。インタビューは25日、中央日報社で行われた。