韓国合同参謀本部「北朝鮮の木造船、出港時から白いタオル…衝突防止用」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.30 08:23
27日夜に白いタオルをマストに掛けて東海(日本名・日本海)の北方限界線(NLL)を越えてきた北朝鮮の船員3人全員と小型木造船が29日に北朝鮮に引き渡された。韓国軍当局はこの日「彼らの対共嫌疑点がなく、亡命の意思もない」と明らかにした。白いタオルは普段から掛けており、南下は船長の単純なミスによるという説明だ。
合同参謀本部は、北朝鮮の木造船は出港時から白いタオルを掛けており、これは大型船舶との衝突予防に向けた通常のことだと説明した。合同参謀関係者はまた、27日午後11時21分ごろに東海NLLを越えた木造船は25日午前1時ごろに江原道(カンウォンド)の通川(トンチョン)港を出港し、東に約85マイル(157キロメートル)移動した後、27日午前4時30分までイカ漁をしていたと説明した。同日午前8時に周辺船舶から気象が悪化するとの知らせを聞いて移動し、午後10時に沿岸側に明かりを見つけた船長が元山(ウォンサン)港の近くと錯覚し、元山から南に40キロメートルほど離れた通川港に行くために航路を南側に向けたことで今回の事態が起きたということだ。