【社説】高い開放レベルのTPP…新しい通商・産業戦略が至急=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.06 13:13
1カ月前に妥結した環太平洋経済連携協定(TPP)の協定文書が昨日ニュージーランドで初めて公開された。今後、TPP参加12カ国のうち6カ国以上で議会が批准すれば、TPPは公式的にスタートする。世界の国内総生産の40%を占める巨大経済圏が現実に登場するということだ。交渉を主導する米国政府が急いでいるため、来年上半期中のTPPスタートが既成事実として受け止められている。
協定文書によると、参加国は最長30年かけてすべての工業製品市場を事実上100%開放する。農産物など一部の例外品目を反映しても市場開放率は95-100%だ。特にTPP圏域内から輸入する原料や中間財まですべて最終生産国を原産地として認める「累積原産地」概念が採択された。