トランプ時代の逆説、韓国外交の自律性を高める機会だ(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.11.29 16:41
--こうした国際的な挑戦の中、韓国のコントロールタワーは空白状態だ。
「一刻も早く朴槿恵(パク・クネ)大統領が決断を下さなければいけない。外交安保政策の決定と履行で最も重要なのは大統領のリーダーシップであり考えだ。大統領が参謀と討論せずに決定を出すというのは致命的だ。米国のような大国、失敗しても回復が可能な国でも安保事案は核心長官たちの十分な論議を通す。大統領は外交安保の天才ではない。大国も集団知性の知恵を導き出すために限りなく努力する。我々は小さな国であり、分断国であり、北と隣接している常時的な安保危機の国だ。我々は国務委員が大統領の言葉をメモするのに忙しい。トランプ政権との交渉、北の挑発など難題が目の前に山積している状況でこのように1年を過ごすというのは話にならない。一線から後退するにしても完全に退くにしても一刻も早くするのが国と国民のための道だ。大統領のスタイル、参謀との垂直的な関係は一日で変わるものではない。刷新が避けられない理由だ」