韓国国防長官、軍性暴力対策会で「女性は行動に気をつけるべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.10 08:33
韓国で軍内の性暴力事件が相次ぐ中、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が9日、「女性は行動に気をつけるべき」という趣旨の発言をし、批判を受けている。この日、国防部で開かれた各軍の性苦衷専門相談官と懇談会をしながらだ。性苦衷専門相談官は兵営内の性暴力事故予防活動を支援する任務を担当している。最近、海軍の准将が部下の女性兵に性的暴行を加えようとした容疑(準強姦未遂)で拘束されたのに続き、陸軍の准将がセクハラ疑惑で職位解除されるなど軍指揮部の性暴力事件が問題になっていたため、この日の懇談会では宋長官が性暴力に対する例外のない厳罰を明らかにすると予想された。
ところが宋長官は「女性兵を対象に一定の時間後には会食に出席しないよう規定を作ろうとしたが、男女平等に背くという理由でやめた」とし「女性たちが行動や言葉に気をつけなければいけない」と述べた。性暴力事件を防ごうとすれば女性兵が自ら注意すべきであり、性暴力被害を受けた女性兵は不注意だったという意味として受け止められかねない発言だ。