【社説】中国依存脱却してこそ韓国経済に未来あり(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.03.19 13:17
だが、THAADの現した影もそれだけ大きくなってきた。中国依存度の過度な深化だ。韓国の全輸出入で中国が占める割合は4分に1に近い。12%である米国の2倍以上だ。貿易での対中依存度はそれだけ高い。貿易黒字の主な源泉も中国だ。1年で多ければ600億ドル、少なければ300億ドルだ。昨年も374億ドルの黒字だった。1992年の修交以来韓国の対中貿易黒字は520兆ウォンで対中貿易最大の黒字国だ。中国が「だれのおかげで生きられるのか」と声を上げるほかはない構造だ。
これに対する警告の声がなかったのではない。中国が高度成長を終わらせ6%台半ばの中速度成長をしながら「中国効果」をこれ以上享受するのは難しいので備えるべきとの指摘が相次いだ。中国の証券市場が揺れ動くたびに「中国が咳をすれば韓国はインフルエンザにかかる」という叫びが出てきた。中国の産業競争力が高まり両国の技術格差が急速に減り対中輸出の大部分を占める中間財と部品産業の未来が暗いという懸念も提起された。