民族主義が猛威…東北アジアは第1次大戦直前の欧州に似て(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.17 16:40
地域統合を通じて民族主義を克服しようとする欧州ですら、下部民族主義が国家から脱退しようとする多様な動きが現れている。スコットランドでは今年9月、英国からの独立についての国民投票が施行される予定だ。慌てた英国の中央政治勢力は異例の保守・労働・自由民主党が一致協力して、スコットランドが独立する場合はポンド貨幣がずっと使用できないと2月に明らかにした。
スペインでは、バルセロナを中心にしたカタルーニャ民族主義が独立の得失を計算中だ。このケースは、経済が発達したカタルーニャ、特にバルセロナ地域で南米とスペイン内部からの移民が増加する中でカタルーニャのアイデンティティが威嚇されるという認識が民族主義を刺激した。カタルーニャ民族主義のもう1つの特徴は、独立的な言語と教育を強調するという点だ。スペインの首都地域であるカスティーヤとの競争意識のためだ。