メドベージェワ・羽生、平昌五輪の銀盤でも輝くだろうか…韓国は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.01 09:43
SBS(ソウル放送)のパン・サンア解説委員は「最近のフィギュア界は高難度のジャンプ競争が激しくなり、選手たちの負担が大きくなっている」とし「男子シングルの場合、クアドロプルジャンプを4~5回は飛ばなければ優勝圏に入ることができない。女子シングルの場合も加算点を受ける後半部に集中的にジャンプを試み、腰と脚に無理になっている」と説明した。パン委員は「まだ五輪までは2カ月程度残っている。羽生とメドベージェワがリハビリと体調管理に成功すれば、平昌五輪で男女シングルの金メダル候補1位」と話した。
韓国フィギュアの展望はどうだろうか。キム・ヨナ以降、看板級として前面に出せる選手がいない。フィギュアでメダルを期待することは難しいのが現実だ。少なくとも五輪史上初めて全種目の出場に意味を与えられる見通しだ。韓国は現在4枚の五輪出場権(女子シングル2枚、男シングル1枚、アイスダンシング1枚)を確保し、ペアも開催国資格で出場権の獲得が有力だ。また、団体戦出場の可能性もある。五輪の出場選手は3回の選抜戦を行う。
現在、競争が最も激しい種目は男子シングルだ。21歳同年代のイ・ジュンヒョンとキム・ジンソ、そして「ライジングスター」と呼ばれるチャ・ジュンファンが三つ巴になって戦う。イ・ジュンヒョンは7月、1次選抜戦で安定した演技で1位に上った。1位資格で出場したネーベルホルントロフィーでも国際大会個人最高記録(222.89点)を塗り替え、韓国の五輪クォーターを確保した。3位のチャ・ジュンファンは負傷の克服がカギとなっている。足首の痛みで得手であるクアドロプルジャンプを飛ぶことに困難を強いられている。そのうえに、ジャンプ練習の途中に頭をかげしたりもした。