【コラム】我々を見る外国人の視線に敏感な理由=韓国(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.10.02 15:30
◆無限競争の枠では共感能力の発揮は難しい
外国人がどの国籍かによって変わるこうした「他者感受性」は、国内の多くの懸案のうち我々が常に念頭に置かなければならない部分だ。それは同じ国の大衆といっても近くいる人とそうでない人の間で「他者感受性」が顕著に異なり、そのためにある共感が人によっては相対的な剥奪感や疎外につながる可能性がある。我々はメディアが注目する光化門(クァンファムン)広場で見られる懸案には深い関心を持つが、その外側にある照明が当たっていないことには関心を見せない場合が多い。