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【コラム】ブレグジットのおかげで「一息ついた」韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.08 09:22
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だがEUという政治実験はいくらでも良い方向に発展できる。いくつかの連合(unions)が形成する全地球的な意志決定体制はいくつかの強大国が思うままにする国際関係よりもはるかに民主的だ。ひとまず連合内で意見を取りまとめた後、ほかの連合らと協議に入るのが道理にかなう。

ややもすると人工知能(AI)と気候変化が呼び起こす危機のために地球と人類が滅びる時代になった。どんな個人・一族や国家や大企業がいくら多くの富と権力を蓄積しても、世の中そのものが消えてしまえば何の意味があるだろうか。国家と市場をこえた意志決定の構造が切実な時代だ。いつかは世界政府・世界国家ができるかもしれないが、現在としては「国際地域間の関係」が可能性の高い代案だ。

ブレグジットは果たして一過性のハプニングで終わって世界は「EUとその兄弟たち」として再構成されるだろうか。それならば韓日中は「北東アジア連合」の道に入るほかはない。

 
その次の段階は「アジア連合」かもしれない。問題は朴槿恵(パク・クネ)大統領が言及した「アジアパラドックス」だ。韓日中の経済的な相互依存はほかの国際地域に劣らないが、政治・安保摩擦はなかなか解消される兆しがない。

そのような意味でブレグジットは北東アジアにとって祝福になりうる。特に韓国にとって良いことだ。北東アジア統合のために中国や日本が出てくるのは現実性や姿が良くない。「アジアのトインビー」と呼ばれるキショール・バブバニ(Kishore Mahbubani)ら海外の大学者は韓国が「北東アジア国家連合」のために主導的役割をしなければなければならないと注文する。

韓国が今や国際社会のエビではなくイルカだという解釈も提起された。だが、クジラのけんかでエビだけがつぶれるだろうか。イルカもまた決して安全ではない。それで一層韓国は北東アジア国家連合創設のために何かをしなければならない。ブレグジットのおかげで韓国は時間を稼ぐことができるようになった。速度調節ができるようになった。

国際政治の大戦略(grand strategy)の論理は最もあきれるシナリオに対しても徹底的に備えることを要求している。例えばこういうものを悩まなければならない。もしチベットや新疆ウイグル自治区問題で頭を痛めた中国がこれらの地域を独立させて北東アジア国家連合を創設した後、「チベット人民共和国」「新疆人民共和国」だけでなく韓国・北朝鮮・台湾・日本に加入しろといえば私たちはどのようにするべきか。また韓国・北朝鮮の民族統一よりも北東アジア国家連合プロセスが突然さらに早まることになれば韓国・北朝鮮は同じドイツ語を使うドイツとオーストリアがEUという枠で「統一」したように北東アジア国家連合レベルで1つになる。それが私たちの望む統一なのか。

ブレグジットは私たちに、いくらか時間を稼げるようにした。だがチクタクと時間は進む。

キム・ファンヨン論説委員


【コラム】ブレグジットのおかげで「一息ついた」韓国(1)

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