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クール・ジャパンの現場を行く③ 漫画大国日本の力「京都国際マンガミュージアム」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.30 09:57
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日本政府も漫画振興に積極的だ。娯楽やひまつぶしとされていた漫画が堂々とした芸術として認められ始めた。文部科学省は2000年の教育白書に、漫画・アニメーションを映画・放送などと芸術の一ジャンルとして公式に記載した。2002年には「知的財産立国」の方向性を鮮明にし、「漫画とアニメの貴重な資料が散逸し失われるのを防ぐため、これを保管する活動を積極協力し奨励する」という原則を発表してもいる。京都マンガミュージアムはこうした社会的・文化的環境の中で誕生した。

◆廃校が漫画天国に=マンガミュージアムは廃校された小学校を使っている。「漫画を見ると先生に怒られた」学校が「漫画の伝道師」に変身した。ウェブ漫画などを体験できる未来漫画研究室、漫画を描く授業、漫画を読み聞かせる紙芝居教室など体験型プログラムも人気だ。

 
140メートルに達する「漫画の壁」も目につく。1階ロビーと各階の廊下を埋め尽くした書架には5万冊の漫画が並べられている。一般開放用資料だ。「鉄腕アトム」から「キャンディキャンディ」「モンスター」「花より男子」まで、「すべての漫画」が集まっているといっても過言でないほどだ。訪問客は見たいマンガを自由に選んで読むことができる。特別な貸出手続きはないが、紛失する作品はほとんどないというのが博物館側の説明だ。5歳の娘とともに訪れた45歳の男性は、「妻や子どもとともにそれぞれの趣向に合わせ漫画や絵本を見ていると1日があっという間に過ぎていく」と喜んでいる。漫画消費者を絶えず刺激するインフラの構築、それがまさに漫画大国日本のスタート地点だった。


クール・ジャパンの現場を行く③ 漫画大国日本の力「京都国際マンガミュージアム」(1)

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